Slide N’ Go(スライドアンドゴー)は一見してク◯ゲーです。(開幕ストレート)
BGM・効果音・背景など全て低クオリティーで、とてもPS4のソフトとは思えないゲーム。
しかし、長年PS4フリープレイという指定席に座り続けるその姿から多くの人に
フリープレイ=スライドアンドゴー
という図式が定着してきて、いつの間にかフリープレイ界のレジェンドと言える存在になりつつあります。
そんなスライドアンドゴー先輩ときちんと向き合ってみた結果が今回の記事です。
ただし、操作性の悪さやロードの長さには目をつむる。
数多くのスライドパズル
タイトル画面には三つのゲームモード
- Gallery(遊ぶ絵を自分で選ぶ)
- Random(ランダムで絵が選ばれる)
- Recent(過去に遊んだ絵が並ぶ)
がありますが、要するにスライドアンドゴーは収録されている大量の絵柄で8・15・24パズルを遊ぶことができるスライドパズルゲームです。
難しい絵柄
まず、今作で登場するパズルの中でも特に難しい絵柄を紹介。
↑これは区別不可能なパネルがあってはならないというスライドパズルのタブーをおかしすぎてしまった一枚です。
左下に固めたグレーパネル7枚とブラックパネル3枚は全く同じ色をしているためガチで判別不可能。
↑これらのようなフワッとした特徴のない絵をスライドパズルにされると、元の絵を覚えていようともパネルの場所が分かりづらすぎるためとにかくシンドイ。(そもそも覚えられないですが。)
宇宙とか雲とか、抽象的な絵柄は危険ですね。
このように、スライドアンドゴーには解くのに無駄に時間がかかるスライドパズルがたくさん収録されているので、今話題の「純白地獄」のようにSTAY HOMEのお供にはぴったりのゲームとなっております笑
最も簡単な絵柄
そんなわかりづらいパズルばかりが並ぶスライドアンドゴーの中にあって、最も簡単な絵柄がこれだ…
丸みを帯びたこのフォルムは、24パズルであっても外周の特定が容易で、それに合わせるだけで内部の9パネルも簡単に特定できるので誰もがかなり楽に解きやすい絵柄だと思いました。
ウェルカムパーク
この地球の絵ならば純粋にパズルを楽しめると遊んでいたところ、「そういえばこのスライドパズルのゲームがあったな」と、あるゲームの存在を思い出しました。
そう、PSVITAにプリセットされているゲーム「ウェルカムパーク」で遊べるゲームの中に、自分で撮った写真を使うスライドパズル「フォトパズル」がありましたね。
ということで、スライドアンドゴーとこのフォトパズルを遊んで、スライドパズルについての基礎知識を独学で学んだので、間違っているかもしれませんがそれを書き残しておきたい。
スライドパズルのいろは
1
そもそも、スライドパズルの難しさはどんな絵柄なのかという部分と直結していて、最も簡単なスライドパズルは一つのパネルに一つの数字(文字)などが書かれたものでしょう。
フォトパズルにもヒント機能があり、これを使うとパネルに数字が書かれるのですが、それだけでパズルが非常に簡単になることからもそれは明白。
2
スライドパズルには解くことができない配置の場合が存在します。例えば、15パズルの1~12までを揃えたところで、最下段の数字の並びが下記のいずれかになっている時。
- 13・15・14
- 14・13・15
- 15・14・13
言うなれば、13の右隣に14ではなく15がある場合ということですが、どうやっても他を崩さずに14と15の位置だけを入れ替えることはできません。(ウェルカムパークの場合ワープ機能があり、それによってこの配置でも解けるのでこの初期配置が登場するようでした。)
3
解ける配置ならば、15パズルでも24パズルでも、クリアだけを考えると他の部分を揃えてから最下段の縦2×横4マスを動かすだけで必ず完成するようになっているようです。
もし35パズル、48パズル…とパネルの数が増えてもこれは変わらないはず。
4
以上のことから、スライドパズルのパズル要素をクリアすること自体は難しいことではなく、このパズルの真の面白さ・奥深さは、初期配置からクリアまでの最短手をいかに短い時間で考えて実行できるようになるかであると思われる。
EX
そして、ここにきてスライドアンドゴーでもきちんとかかった時間・動かした数の二つが計測されていることに気づく。
つまり、膨大な絵柄の中から自動生成されるスライドパズル、その攻略を手軽に楽しむことができるのがスライドアンドゴーというゲームだということになります。すごくね?
ク◯ゲーと神ゲーは紙一重。捉え方次第でどんなゲームにも面白いところ・学べることはあるはずで、一見するだけでなくより深いところまで触れてみたならばスライドアンドゴーも実は神ゲーなのかもしれないね。
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