サイコロ「ヨット」のルール・遊び方 対戦のコツを考察

  • ブログ内に広告が含まれる事があります。
アナログゲーム

世界のアソビ大全51に収録されているゲームの考察シリーズ。

今回は「ヨット」です。

「ヨット」のルール・遊び方

プレイ人数2人
プレイ時間の目安10-20分

5つのサイコロを振って役を作り、役の合計点によって勝敗が決まるゲームです。

  1. プレイヤーが五つのサイコロを振る。
  2. 振って出たサイコロの目から役を選ぶ。ただし、良いサイコロの目だけをキープして振り直すことが2回まで出来る。
  3. 先攻と後攻のプレイヤーが交互に1と2を繰り返して、12個ある役が全て埋まった時の合計点が多いプレイヤーの勝利となる。

出目が悪く、0点となってしまう役でも自由に選択することは出来る。ただし、すでに埋まった役を後から変えることは出来ない。

緊張の第一投。

ヨットの役について

ヨットに登場する12個の役名と意味、それぞれの得点の上限と下限をまとめた表が以下のもの。

役名と意味得点
エース(1の目の合計)1〜5
デュース(2の目の合計)2〜10
トレイ(3の目の合計)3〜15
フォー(4の目の合計)4〜20
ファイブ(5の目の合計)5〜25
シックス(6の目の合計)6〜30

エースからシックスまでの6つの役の得点の合計が63点以上になると、ボーナスとして35点が追加される。

役名と意味得点
チョイス(全ての目の合計)5〜30
フォーダイス(4つの同じ目)5〜30
フルハウス(3つの同じ目+2つの同じ目)5〜30
S.ストレート(4つがつながった目)15
B.ストレート(5つがつながった目)30
ヨット(5つ全て同じ目)50

「チョイス」「フォーダイス」「フルハウス」は出目の合計がそのまま点数になる。
「S.ストレート」「B.ストレート」「ヨット」は出目に関係なく点数が決まっている。

ボーナスを得るためには平均点以上(サイコロ3つ以上)を目指そう。

「ヨット」のコツを考察

このゲームは「サイコロの出目」という運にもちろん左右されますが、役はプレイヤーが自由に決めてしまう事が出来るため、「どのサイコロをキープして、どのように役を選択するか」という戦略がとにかく重要ですね。

ヨットで高得点を獲得しようと思った時にコツとなる考え方を考察しよう。

ボーナスの35点を得るために

役「エース」から「シックス」の合計得点が63点以上だとボーナスの35点を得られる。

このボーナスを得るためには得点の高い「シックス」「ファイブ」「フォー」辺りの役の点数が重要となります。
仮に「エース」から「フォー」の4つで最高得点をとっても合計50点ですが、「ファイブ」と「シックス」の2つで最高得点をとるだけで55点になります。(これはヨット連発前提の机上の空論ですが。)

現実的に考えると有効な戦略の一つは「シックス・ファイブ・フォー・トレイの4つで63点以上を確定させること」でしょう。

  • 例えば6の目が4つ出たら「フォーダイス」よりも「シックス」として役を優先的に選択したい。
  • 「エース」や「デュース」は、「シックス」や「ファイブ」の高得点が出せなかった時などに捨て役として保険をかけるために、出来るだけ枠を確定させず終盤まで空欄でとっておきたい。

などなど、目的に沿って戦い方を決めよう

こんな時、君はどの役を選ぶ?

「1」は弱くて「6」は強い

このゲームの役と得点を見ると、1の目の重要性が極端に低いことが分かります。

高得点が狙える役である「チョイス」・「フォーダイス」・「フルハウス」は、出た目の合計がそのまま得点となるため、これらの役に1の目が含まれるとその分だけ点数は下がってしまいます

反対に、数字の大きな目がこれらの役に含まれればただ単に得点が大きくなるというメリットしかないため、このゲームの場合は数字の大きさがそのまま強さになると考えて良いでしょう。

やった!フルハウス!でも、まさかの7点。
同じフルハウスでも、数字によってこうも差が出るか…

捨て役について

ヨットにおいて1ゲーム中に全ての役を完成させることは、やはりなかなかに難しいです。

だから、0点あるいは1桁台の低い点数で妥協しなければいけない役がどうしても出てきてしまいますが、その役割を任せるべき役について考察。

捨て役理由
エース
デュース
得点が低いため重要度も低い。
ボーナスとの兼ね合いはあるが、特にエースは基本的に捨てていい。
フォーダイス
フルハウス
あくまで優先はシックスやファイブなどの高得点を狙うことだから。
これらは余裕がある時に取りに行く役。
B.ストレート
ヨット
出る確率が低い役でほぼほぼ出せない。
「万が一出せたらラッキー」ぐらいの感覚で、終盤まで出なかったら捨ててしまおう。

ただし、捨てるにしてもその順番を考えることも大事。
例えばB.ストレートを捨てるのは基本的にはS.ストレートが埋まった後が有効かも。その理由は…分かるわね?

ストレート系は他の役とは毛色が違う。

まとめ

ヨットプレイ時に頭に入れておくポイントまとめ。

  1. ボーナスによる35点の加点は絶対得たい!
  2. ヨットでは基本的にサイコロの目が大きいほど強い
  3. 捨ててもいい役を臨機応変に決めよう
  4. 相手の点数を見てから戦略を選べる後攻の方が有利かも

運の要素と戦略性が高い次元で融合したサイコロゲーム「ヨット」はゲームとしての完成度が高いね。

バカも〜ん!ここで「ヨット」じゃなく「エース」を選ぶ奴があるか!
おすすめお菓子「ポテトフライ」はいかが?
アナログゲーム

コメント

タイトルとURLをコピーしました