「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」は久しぶりに楽しみにしていたゲームなので、ダウンロード版を予約購入で発売日0時プレイを今回も敢行しました。
サクッとストーリークリアまで進めた上、他のモードもどんな感じかがっつり全てのコンテンツを体験してみたので本作のレビューに行ってみよう。
ソロプレイモード「ヒノカミ血風譚」
鬼滅の刃の物語を追体験出来る、今作のストーリーモード。
鬼滅の世界観を忠実に再現した3DCGで、竈門炭治郎立志編〜無限列車編までのストーリーをゲームとして楽しめる。
セリフやストーリーは基本的に原作やアニメと同じ展開ですが、ゲームオリジナルでイベントが追加されている場面もあり、ゲームならではの鬼滅体験がそこにある。
(特にゲーム終盤オリジナルのエンディングシーンは…とにかくやばい)
「イベントシーン」・「バトル」・「探索」の3つを中心に自分でプレイする鬼滅の刃はまさに初体験で、新鮮にプレイしていけましたね。
探索では簡易的ながら収集物を集める要素や、バトル結果の評価システムもあって、ゲーム上級者ならそこまで苦労するほどではないけど全部埋めるためのやりこみ要素がそこそこ。
欲を言えばフィールドでも武器を振れる要素やジャンプアクションも取り入れて欲しかったですが、特にジャンプアクションなんかを入れると製作が大変困難になる作りになっているようなので仕方ないか。
とはいえ久しぶりにキャラゲーをちゃんと遊びましたが、鬼滅好きには素直に面白かったと言えます。
ここ(PS4レベル)までグラフィックが良いと没入感が高まって、遊んでいてより楽しくなるということを学びました。
昔からこういう漫画やアニメ原作のストーリーを追体験するゲームはあり、もしPS2とかゲームボーイ全盛の時代に鬼滅が連載されていたらそれらのハードでこの類のゲームが出ていた訳で。
しかしそれを個人的に想像してもあまり面白くないというかなんというか…
結論としてはグラフィックの良さが面白さという訳ではないですが、グラフィックが良いからこそより面白くなるゲームジャンルがこういうキャラゲーという感じですかね。
ただしアニメにここまで似せているCGだからこそ、原作再現という点においていくつか気になったシーンもチラホラ。
これらの、あと一手間の再現がちょっとだけしきれなかった部分。
上の画像のヤバさが鬼滅原作経験済みならわかるはず笑
対戦モード
18人のキャラクターの中から好きなキャラクターを2人選んで対戦できるモード。
ちなみに後日無料DLCで6体の鬼キャラクターが追加される予定。(されました。)
竈門炭治郎 | 竈門禰豆子 | 鱗滝左近次 |
真菰 | 錆兎 | 我妻善逸 |
嘴平伊之助 | 村田 | 富岡義勇 |
胡蝶しのぶ | 煉獄杏寿郎 | ヒノカミ炭治郎 |
キメツ学園 竈門炭治郎 | キメツ学園 竈門禰豆子 | キメツ学園 我妻善逸 |
キメツ学園 嘴平伊之助 | キメツ学園 富岡義勇 | キメツ学園 胡蝶しのぶ |
オフラインの2人対戦・CPU対戦はもちろん、オンライン対戦にも対応していて、オンラインでは成績が残る「ランクマッチ」と成績が残らない「プレイヤーマッチ」の二つがあり、対戦でがっつり楽しみたい層もエンジョイ勢もどっちにも対応してくれています。フレンド招待で友人とのオンラインバトルも可能。
プラクティスモードも完備で、コンボ練習も気軽にできて結構やりこみがいはあるね。
□ボタンで通常攻撃、△ボタンで技、などコマンドは全キャラ共通のシンプルな操作ですが、強攻撃(スーパーアーマー)・弾き(アドバンシングガード)・捌き(ジャストガード)・キャンセルジャンプ・ダッシュ行動など回避・防御のシステムが多彩で対戦の駆け引きは楽しく、ガンガンコンボをつなげていける爽快さもあってよもやよもやだ。思った以上に楽しめてる!
炭治郎を使って、滝壺→水車→ねじれ渦という水の呼吸三連コンボが出来るなんて夢のようで最高笑
真菰を使って水車→水面斬り→水車→水面斬り→水車みたいに無駄にコンボの自由度も高くて大変グッドだ。
個人的にはタッグバトル制ではあるけど、「メインの1キャラだけを使ってもう1キャラはサポートだけに徹してもよし」、「両方のキャラをメインにして切り替えながら戦ってもよし」という柔軟性が好き。
自分はとりあえずランクマッチはせずにプレイヤーマッチだけプレイして、他格ゲーで鍛えた知識のおかげか発売三日間がっつり対戦して勝率9.8割くらいの無双できたけど、これが実際ランクマッチ上級者レベルでの戦いはどんな駆け引きが出来るのか、このゲームのポテンシャルはどれほどなのかは興味深いところ。
そこまでやり込む時間が…ないのだけれど。
その他モード
戦術指南
今作の参戦キャラクター一人一人が指南役として相手になってくれて、バトルの基礎を学べるモード。
バトル内容自体はおまけ的で水増し的な感じもありますが、キャラのセリフは新録で、キャラゲーとしては正解。
指南役を嫌がる善逸や、炭治郎が先生になったらこんな感じだろうなという表現が見事でまあまあ楽しめた。
コンボチャレンジや、もっと難しい条件での特殊バトルなどを盛り込むなど内容に工夫があればもっと良かったとは思う。
隊士記録帳
ゲーム中のキャラごとの衣装・名シーン・名言・BGMを楽しめるコレクションモードが「隊士記録帳」
やっぱり鬼滅には名シーンや名言が多いので、それらをじっくり見られるのは月並みですが中々に面白く思いました。
名シーン・名言はオンライン対戦時の自分のアイコンとして設定できるのでアピールしよう。
今のところ自分は「水の呼吸伍の型・干天の慈雨」(シーン)+「成仏してください…」(名言)にしてる。短い名言の方が対戦に早く移れるっぽいしね。
最後に
鬼滅の刃の家庭用ゲーム初作としては基礎が出来上がっていてかなり面白い本作。
今回は無限列車編までなのでこのペースだとヒノカミ血風譚2では刀鍛冶の里編までで、3でラストまでという感じか。
さらなるシステムのブラッシュアップとキャラクターの追加が行われているであろうヒノカミ血風譚最終バージョンは間違いなく神ゲーでしょう。個人的には現時点で既に対戦がかなり面白いけど。
全柱と上弦の鬼が使えるのを想像すると、スマブラにソラが参戦したくらいの衝撃と同じレベル。(ごめん、さすがにそれは言い過ぎか。)
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