KH(キングダムハーツ)にはコミック版があることをご存知でしょうか。
あれは懐かしい自分が小学生の頃、KHCoMの漫画版を買うために少し遠くの大型本屋まで自転車を走らせたことを今でも覚えています。あれから15年くらい経ったか…
久しぶりにKHコミックを家の奥から引っ張り出して読んでみたら面白かったので今回は漫画版KHのことを紹介してみる。
コミック版KHの魅力
漫画版KHは作者の「天野シロ」先生による絵・ギャグ・ストーリー描写がどれも素晴らしく、ゲーム版とはまた一味違った味付けで紡がれるKH物語として楽しむことが出来ます。
絵
天野先生の描くKHは、基本的に可愛い系の絵作りでありながら、違和感なくキャラの雰囲気を再現している安定感があります。
出典:キングダムハーツⅢ1巻 第0話より
ソラやリクなどKHオリジナルキャラは天野絵と言うような絵柄で統一されていますが、ヘラクレスやアラジンなど純ディズニーキャラは作品ごとの絵柄の違いを見事に再現しているのがすごい。
特にドナルド・グーフィーの絵のドナグー感。笑
中でもKHFM3巻に登場するくまのプーさんは本当に天野先生の絵なのかわからないレベル。
キングダムハーツ チェインオブメモリーズ 1巻 第3話より
戦闘時のキレのある描写といい、ギャグ時のくだけた表現といい、自分が子供の頃は意識していませんでしたが、天野先生は絵だけでも引き込まれるような画力を持っている画家であることは間違いありませんね。
ストーリー
真面目にストーリーを追う部分と、ギャグ要素を散りばめる部分のバランスがよく、また、漫画版オリジナル展開もあったりしてゲーム版の経験者・未経験者ともに楽しめるはず。
出典:キングダムハーツ358/2days 5巻 第30話より
特に終盤は原作のように真面目に展開していくことが多く、スッと物語に入り込めるようになっています。ストーリーの復習用としてもいい感じ。
そして時には、天野先生独自の解釈に基づいたオリジナル展開もあるのが面白い。(特にこの巻はやばい。)
出典:キングダムハーツⅡ 10巻 第65話より
バトルあり、ギャグありで、ゲーム経験者であっても先の気になる飽きさせない構成となっていて、そういえばジミニーの登場シーンも多くなっているような。
出典:キングダムハーツFINAL MIX 2巻 第25話より
特に僕が好きなのはゲーム版と同様のセリフをあえて?使いながらも、漫画ならではの表現によって印象が変わる上のようなシーン。
ゲーム版1の「トラヴァースタウンでドナルドが扉に挟まれて潰れるシーン」のようなディズニー成分の補完が随所でされていて楽しい。
ゲーム版と漫画版でどのように変わっているかを比べるのが一番「通」な楽しみ方と言えるでしょう!!
漫画版キングダムハーツ一覧
漫画版KHは、KH1FM・KHCoM・KH2・KHDays・KH3の5種類で、2024年現在はKH3の漫画版が連載中です。
- KH1(FM)
- KHCoM
- KH2
- KHDays
- KH3
最後に
漫画版が初めてな方は若干駆け足ながら2巻で収まっているチェインオブメモリーズや、短く濃厚な5巻で楽しめるDaysあたりがおすすめ。
ちなみにデジタルダウンロード版では連載時のカラーページがカラーで読めるので今から集めるならデジタルで揃えた方が良いかと。
そういえば小説版KHも学校の読書時間に持ってって読んでたなぁ…
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