「大富豪」のルール・遊び方 対戦のコツを考察

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ゲーム

世界のアソビ大全51に収録されているゲームの考察シリーズ。
今回は「大富豪」です。

「大富豪」のルール・遊び方

大富豪には基本となるルールに加えて、ローカルルールというべき特殊ルールが数多く存在しますが、ここでは世界のアソビ大全51の大富豪に含まれているルールについて説明します。

プレイ人数4人
プレイ時間の目安5~20分
ラウンド数5・10
8切りあり・なし
スペード3返しあり・なし
しばりなし・2枚・3枚
都おちあり・なし

基本ルール

大富豪の基本ルール

  1. トランプ1セット52枚(+ジョーカー)をシャッフルして一枚ずつプレイヤーに配る。
  2. プレイヤー内でカードを出す順番を決めたら一番手の人が好きなカードを出し、以降の人はそれより強いカードを出していく。
  3. カードが出せない時や任意の時にパスをすることが出来る。パスが一巡した場合、場を流して最後にカードを出した人から再開する。
  4. 2・3を繰り返し、早く自分の手札をなくした人から上の順位がつけられる。
  5. 四人対戦の場合、順位が上の人から「大富豪」・「富豪」・「貧民」・「大貧民」という階級となり、次のラウンドの開始時に「大富豪」⇔「大貧民」・「富豪」⇔「貧民」の間でカードの交換が行われてから、「大貧民」が一番手となってゲームを開始する。
  6. 任意のラウンド数のゲームを行い、最終ラウンドで1位になった人の勝ちとなる。

カードの交換について

大富豪・富豪は手札から好きなカードを(2枚・1枚)選び、
大貧民・貧民は手札から最も強いカードを(2枚・1枚)選んでそれぞれ交換する。

5ラウンド制でラウンド1~4まで4位でも最後に1位ならば優勝です。

カードの強さ・カードの出し方について

  1. カードは、3の数字が一番弱くて2の数字が一番強い。
    3→4→5→…J→Q→K→A→2
  2. 同じ数字のカードは2枚以上まとめて出すことが出来る。その場合以降の人も同じ枚数のカードを出していかなくてはならない。
  3. 「同じマーク」かつ「数がつながる」カードが3枚以上あればまとめて出すことが出来る。以降の人も同じように出さなくてはならない。
    (出し方は例えば、スペードの3・4・5→ハートの7・8・9や、ダイヤの4・5・6などのように)
  4. ジョーカーのカードは、2の数字より強いカードとして出せたり、複数枚出しの時に他のカードの代わりとしてどんな数字・マークにもなる。
  5. 最後にジョーカーを出して手札をなくすことは反則で、その時点で4位となってしまう。

革命について

同じ数字のカードが一度に4枚出された時に「革命」となり、そのラウンド中はカードの強さが逆転する。(2が一番弱く、3が一番強い。ただし、ジョーカーの強さは変わらない。)

ラウンド中に二回革命をする革命返しもあり。ジョーカーが含まれても革命可能。

特殊ルール

大富豪の特殊ルール

8切り

数字の8が出された時、その時点で場を流して8を出した人からまた始める。

1枚でも8の数字が含まれる時に8切りは起こるが、同じマーク3枚出しなどで8の数字の部分をジョーカーで代用した時は8切りは起こらない。

スペード3返し

ジョーカーは数字の2にも勝つ最強のカードだが、スペード3のカードはジョーカーに勝つことが出来る。

ただし、スペード以外のスートしばりが起きている時にスペード3返しをすることは出来ない。

しばり(スートしばり)

同じマークのカードが2枚か3枚続けて出された時、その後の人も同じマークでしか出すことが出来なくなるルール。

都おち

前回のラウンドで1位(大富豪)の人は次のラウンドでも1位にならないと最下位になってしまうルール。

他の人に1位が決まった時点で大富豪だった人は強制的に最下位となり、手札が残っていてもそのラウンドのゲームへの参加資格を失う。

特殊ルールといえば、11バックなど、8切りの効果を持つ8のカード以外にも特殊効果を持たせたルールで友達と遊んだことがあります。大富豪の面白いルールは結構ありそうだからまたいつか調べてみようっと。

「大富豪」のコツを考察

さあ、大富豪に勝つためのコツを考えてみるぞ。

まずはわかりやすく、ほぼ絶対勝てる時の手札のパターンとは何か。

上の写真の14枚の手札の内、半分にあたる7枚のカードはA以上の強さのカードです。

7・J・Q・Q・K・K・K・A・A・2・2・2・2・ジョーカー

そしてAより強いカードであるジョーカーと2の数字も全てその手中に収めているために、自分がAを出した時も他のプレイヤーには出せるカードがなく、全員が必ずパスすることがわかります。

必ずターンを奪うことが出来るカード(a)の枚数>=それ以外のカード(b)の枚数

の時、aとbを交互に出すことで他のプレイヤーはほぼ手を出せません。

ただし、この状況に一石を投じることが出来るのが8切りの効果をもつ8のカード。
上の写真の手札の場合はA以下のカードも強すぎて2位以下になることはありえませんが、強いカードを多数持っていても、8以下のカードも多めに持っている場合はターンを奪われてから複数枚出しの連発をされて、あれよあれよというまに1位を取られてしまうこともありえます。

ということで、100%勝てる方法はありませんが、その中でいくつか勝ちやすくなるためのテクニックを考えてみた。

出されたカードを覚えておく

すでに消費されてどのプレイヤーも持っていないカードがどれなのかを把握できれば、ありもしない幻影に惑わされることがなくなります。
例えば自分がKのカードを持っているとして、他のプレイヤーがA・2・ジョーカーのカードを持っていないことがわかれば、Kは必ずターンを奪えるカードとなるので切り札になります。

場に出された全てのカードを覚えることは僕を含めて普通の人間には出来ないと思いますが、覚えるべきカードをA・2・8の三つなどに絞ればかろうじて可能でしょう。これを覚えておくと有利に立ち回れるかと。

スペード3返し封じ

ジョーカーに対してスペードの3で返す「スペード3返し」は、上の大富豪のルールで書いたようにスペード以外のスートしばりがされている時だけでなく、2枚以上同時出しのカードとしてジョーカーを代用して使われた時もスペードの3では返すことができないため、その特殊な効果を無効化することが出来ます。

効果を持っていないスペードの3はただの3。
できればスペ3で返されないジョーカーの出し方をしたいものです。

手札に3だけを残すな

わかると思いますが一応。
もし手札に3のカードだけを残してターンを取られてしまった時、革命が起きない限り負けが確定します。

他のプレイヤーが何のカードを出しても3のカードでは勝つことができないからです…
状況にもよりますが、弱いカードから場に出していくというのは大富豪の鉄則ですね。

大富豪はどのカードを渡すべき?

大富豪・富豪となったプレイヤーは好きなカードを貧民達に渡すことができますが、ただ弱いカードを渡すことが正解でしょうか?

無条件に強力なカードを2枚得ることが出来る大富豪のプレイヤーにとっては革命を起こされることが何よりの恐怖なので、例えば上の写真だったら3・7のように「(自分も1枚持っているので)渡すことで直接革命を起こされる原因にはならない数字」を選ぶのもありだと思います。

ちなみに自分が革命を起こせる場合はわざと強力な数字(上の写真だったらA2枚)を渡してもいいかもしれませんが、人間相手にそんなもの渡したらまずその時点で革命の計画はバレてると思います笑

まとめ

大富豪プレイ時に頭に入れておくと有利なことをまとめると、

  1. 3(最弱)の数字だけを手札に残した状態にしてはいけない
  2. 8・A・2などの強力なカードがあと何枚プレイヤー達の手元に残っているかを出来るだけ覚えておく
  3. 自分がジョーカーを使うときはスペード3返しされない出し方をする
  4. 革命には気をつけよう

「大富豪」のゲーム展開は結局配られたカード次第ではあるので、このゲームは完全なる実力ゲーではなく、運ゲーの要素も含まれています。
「だからこそ盛り上がるゲーム」でありますが、与えられた手札で最大限にうまく立ち回ろう!

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