あの「THE LAST OF US」の続編、「ラストオブアスパート2」が2020年6月に発売します。
ラスアスは僕がPS4で遊んだ中で群を抜いてオススメできるゲームなので以前紹介記事を出しましたが、今見返すといくらネタバレを絶対したくないとはいえ微妙な記事になってしまったと反省。(初見でこそグラウンドモードでプレイしてほしいと言いたかっただけなんです。)
今回、すでにプレイ済みの方に向けたラスアス記事を何か作ろうと思いいくつか記事案は浮かびましたが、前回のリベンジの意味も込めてパート2でも鍵となるであろうジョエルとエリーの関係性に絞って前作を振り返ってみることにしました。
それ以外のネタバレをなるべくせず、プレイ済みの方にだけ伝わるように二人の関係性の変化がわかるムービーシーンだけを短くまとめて書いてみるチャレンジ。思い出しながら見ていただければベスト。
もしラスアス未プレイの人がこの記事を見てもあまり伝わらないと思いますが、それでも初見の感動が損なわれてしまうので決して見てはいけない。
夏 -SUMMER-
運んでほしいもの
ファイアフライのリーダー、マーリーンについて行った先で初めて出会ったジョエル・テスとエリー。
ロバートによって勝手にファイアフライに売られてしまったジョエル達の武器を返してもらう代わりに、ファイアフライのいる州の議事堂までエリーを運ぶことを二人は引き受けました。
感染はしてない
運びの途中、パトロール部隊に見つかってしまった三人は菌に感染していないかどうかのチェックを受けることに。
エリーはこのチェックに引っかかってしまうことを自分でわかっているためパトロール部隊に抵抗して銃を向けられてしまいますが、反射的にジョエルは、まだ会って間もないエリーを助ける行動をここでは無意識にとります。
この運びの仕事自体は半信半疑のジョエルですが、エリーを守るべき対象であると感じている証拠です。
いい景色だね
パトロール部隊や感染者たちとの戦いを切り抜け、あと少しで議事堂にたどり着きそうなところまで来た三人のムービー。
このムービーにてジョエルは初めてエリーに優しい言葉をかけます。
直後、さりげなく止まった腕時計を見るジョエルは娘サラを思い返して何を感じているでしょうか。
あんたに従う
議事堂まではたどり着いたものの、想定外の事態によって旅は続くこととなり、さらにテスと別れて二人旅となったジョエルとエリー。一息つける場所で改めてこれからのルールを次々と口に出したジョエルに対してエリーの返事は一言。
仕方ないからしぶしぶジョエルについていきます。というようなニュアンスを見せるエリーです。
俺のパートナー
旅は続き、数々の死線をくぐり抜けることになった「ビルの町」での冒険の最後に車を手に入れる二人。
車を動かすためとは言え、ここはジョエルがエリーのことを明確に必要として頼った最初の場面と言えます。
ピンピンしてるさ
このムービーでは、エリーの聞こえないところでエリーのことを褒めるジョエルや、ジョエルの運転の隣で安心して眠りにつくエリーの姿を見ることができます。
死と隣り合わせの過酷な旅の中で二人もかなり打ち解けてきたようです。
感謝もできないの?
旅の中、初めて訪れた「敵との戦いでジョエルがやられてしまいそうになる」という大ピンチの場面をとっさに銃で救ったエリー。
しかし、これまでエリーに決して銃を持たせようとしなかったジョエルはこの行動を素直に認めることは出来ません。ここでのジョエルは非常にぶっきらぼうな態度ですが、エリーに殺しをさせてしまったことで内心は動揺しているようです。
外すな、一発もだ
上のやりとりの直後、敵集団を発見したため、エリーにライフルによる遠距離からの援護を任せて敵の集団を単身突破する作戦を立てたジョエル。
ここにきてジョエルが初めてエリーを対等な仲間として認めたシーンです。
そして、エリーにライフルの使い方を教えてから出発する直前にためらいながらもジョエルの一言。
ジョエル「確かにさっき俺が助かったのは…」
ようやく先ほどの感謝を口にしたジョエルを見て嬉しそうな様子のエリーが印象的。
秋 -FALL-
原因はあたし?
エリーを引き渡すために弟トミーの元までやってきたジョエル。この直前のムービー「あの子がすべての原因だ」にてトミーは明確にこれを断わっていましたが、今回のムービー中で親しそうな二人の様子を偶然にも目にしたことで、なぜジョエルがエリーを自分に引き渡そうとするのかがわかり、一転してエリーを引き受けようとします。
しかしトミーの妻・マリアはこれに反対。トミーがわざわざ危険な思いをしてまでエリーを引き受ける義理などないと、義兄であるジョエルに詰め寄るほどです。
エリーはそもそも何故トミーの元まで来たのか・これから何が起きるのかをわかっているわけではありませんでしたが、ジョエル・トミー・マリアの口論の雰囲気から、ジョエルが自分をトミーに引き渡すつもりでここまで来たのだということを察したエリーは、馬を走らせてこの状況から逃げ出してしまいました。
私はサラじゃない
トミーと共に、逃げ出したエリーを捜索してようやく見つけ出したジョエル。
そして連れ戻そうとするジョエルに対してエリーは本音をぶつけます。
「大切な人はみんないなくなった、ジョエル以外は」と。
しかし、ここでのジョエルは本心を隠してあくまでエリーを自分から遠ざけようとします。
ジョエルの本心とは、ゲームプロローグのあの時の悲劇を二度と味わいたくないという思いです。
自分の目の前でエリーを失うような場面は見たくないと臆病になっていたからこそジョエルはトミーにエリーを預けようとしたのです。
それじゃ、お別れだ
続いて三人でそれぞれ馬に乗った帰り道の途中。
先ほどのエリーの本音を聞いたせいか、ジョエルは自分自身でエリーをファイアフライの元まで届ける決心をしていました。
急なジョエルの心境の変化に疑問を投げかけたトミーに、ジョエルは「マリアが怖いから」などとごまかしたりしますが、上記の一件で二人はより絆を深めたようでした。
どうすればいい
その後二人で旅を続ける中、とある戦いの最中に大怪我を負ってしまうジョエル。エリーの援護によってその場を切り抜けることは出来ましたが、傷は深く意識不明の重体に。
これまでになかった状況に、エリーは必死になってジョエルに指示を乞います。
序盤のムービー「あんたに従う」では指図されることが嫌な様子のエリーでしたが、この場面ではジョエルの指示を自分から求めるほどにジョエルを信頼するようになっているようです。
冬 -WINTER-
すべての出来事は運命
「大怪我を負ったジョエルの看病を献身的にするエリー」という冬の物語の中盤で、「ジョエルが目を覚ますと姿が見えなくなっていたエリーのことを心配して探しに出る」というシーン。
エリーの居場所を聞き出すためならば見つけた敵を拷問にかけるのもいとわない、ジョエルが本来持っている恐ろしさを垣間見られるラスアスならではの名シーンです。
実際の初見プレイ中はここまでジョエルがエリーをどう思っていたのかは気づきにくい・わかりにくい所もありますが、このシーンによって、ジョエルにとってもエリーがかなり大事な存在になっていることがプレイヤーに明示されています。
もう大丈夫だ
雪の降る街の中エリーを探し回った果て、デビッドを倒して気が動転しているエリーのことを発見したジョエルは、彼女を抱きしめ「大丈夫だ」と言い聞かせます。
ここはセリフではなく表情や仕草が大事なシーンです。
エリーのことを優しくなだめるジョエルと、それを受け入れるエリーの様子を見ると、二人の間には本当の親子のような双方向の強い信頼関係が生まれていることがわかります。
春 -SPRING-
夏から始まった旅も季節は春になり、ここまでくると操作中もムービーシーンも終始和やかに二人の旅は進んでいきます。
ムダにはできない
もはや当初の目的よりもエリーが大事になっているジョエルはこのムービーにて「(旅を)やめてもいいんだぞ」と提案しますが、「これまでのすべてをムダにはできないよ」とエリー。
短いながら重要なシーンで、ここでジョエルとエリーの考えの違いが描かれています。
その子は救えない
その後、ようやく目的地にたどり着いた二人でしたが、ここからはご存知の通りジョエルは結局当初の目的とは外れ、自身にとって大事な存在となったエリーを「救出」してしまいます。
こうして旅は終わることになりましたが、帰りの車の中で意識を取り戻したエリーから病院で何があったのかを問われてしまったため、ジョエルは嘘を並べ立ててエリーを納得させようとします。
誓うよ
しかし、エリーはジョエルが嘘をついていることをわかっていたはずです。
だからこそ、ジョエルの覚悟を試すかのように以下の誓いを求めます。
何も知らない他人の関係から始まって、旅を通して徐々に親しくなっていった二人。しかし、最後の場面にきて二人の思いはすれちがってしまったようです。
さて、ジョエルの誓いを聞いてエリーは何を思ったのか‥
メーキング
…という結末から数年経ったあとの物語がパート2で描かれるようです。
こういう記事の書き方は初めてで、ちょっと表現しきれていない部分もあるかもですが、何回もムービーを見返して書いているためこの記事にかなり時間がかかっているのと、忘れた頃見返して自分でこの内容の記事をどんな風に思うのかを確かめるためボツにせず投稿します。
プレイ済みの方ならこの記事内容でも何となくわかったはずですが、今回言いたかったことは「ラスアスのムービーを見ておさらいしてからパート2をプレイしよう」ってことでお願いします笑
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