Milk Can「Make it Sweet!」世紀のガールズバンド渾身の1st

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音楽

3ピースガールズバンド「Milk Can」を知らない者がいるだろうか。

世界的に有名な日本発のロックバンドと言っても過言ではないMilk canのメンバーはいつだってノリノリ。そんなMilk Canが脂もノリノリな時に発売された待望の1stアルバムが「Make it Sweet!」

ラミーのスリリングなギターは迫力満点だし、ケイティのベースボーカルは新人とは思えぬパワーを持っているし、マーさんのドラムテクは一級品だし、松浦雅也さんは神曲を作るし。

アルバムの全体像

ということで、ゲーム「ウンジャマ・ラミー」で使われたミュージックをアレンジして、再配置したことで、劇中ガールズバンドMilk Canの1stアルバムとして一つの作品に生まれ変わったのが「Make it Sweet!」というオリジナルアルバムです。

ゲーム同様英語によるリリックですが、一度曲を聴けばそのキャッチーなメロディ英語特有のグルーブ感、特徴的なギターサウンドの虜になるはず。

加えて、曲調はバラエティーに富んでいる上、洋楽のようなレベルの高いバンド演奏ばかりなので、今作は邦楽好きも洋楽好きも高評価を付けざるを得ないハイクオリティなハイブリッドアルバムと僕は評しています。

曲の感想

1~2曲目 Let’s Jam Together!~KEEP YOUR HEAD UP!!

一曲目は約15秒の導入です。ケイティとマーさんがラミーと出会って、Jamに誘う瞬間。

直後2曲目に入って、マーさんのドラムカウントから勢いよく始まるオープニングとなっています。2曲目の最後に、曲タイトルと同じ歌詞でかっこよく決める瞬間が最高です。

3曲目 FRIGHT FLIGHT!!

フッセンペッパー機長の気まぐれによって緩急のついたハードロック。

ラミーパートのギターサウンドが曲の緩急に合わせて変化するところに注目すべきですね。

4曲目 BABY BABY!!

弾けた高速ロックンロールナンバー。

早弾きギターに耳が行きがちですが、曲を華やかに彩るキーボードの動きも大変かっこいいです。

5曲目 FIRE FIRE!!

かなりイカしたファンクサウンドですよこれは。

この曲に関してはバンド全体がラミーパートを引き立てているかっこよさですね。あとピタッとはまった英語詞のリズム感が特に好きな曲です。

8曲目 THEME OF RAMMY

テーマオブラミー。

この独特な雰囲気が面白いというのと、やはりギターソロが一番のポイントになりますかね。「ギターを持ったら最強」というラミーの鬼気迫るプレイの一部を垣間見れるところだと思います。

9曲目 CASINO IN MY HAIR

アコースティックギターの軽快なストロークが大変心地よく、このアレンジからカウボーイが駆け抜けていくようなイメージが浮かんでくる一曲。

曲中のボーカルのフェイクもそんなイメージに寄せている感じがするので、僕の勝手なイメージですがあながち間違っていないんじゃないかと今思いました。

12曲目 POWER OFF! POWER ON!

このアルバムどんだけギターかっこいいん?となること必至のナンバー。

こんなサウンドどうやって出すんでしょう。Milk Canのサウンドに僕は一生かかってもたどり着けないと今は思います。

13曲目 WE ARE MILKCAN!!

Milk Canの奇想天外さを曲に収めたらこうなったみたいな曲タイトル通りのぶっ飛んだ大曲

複雑で、目まぐるしく変わる曲調にもはやただただ圧倒される曲パワー。

15曲目 GOT TO MOVE! (Millennium Girl)

この曲は、ゲームのラストステージでプレイする曲。物語では、ラミーのドタバタ珍道中が終わってようやくMilk Canの演奏が始まるという感動的な場面にきてこの正統派ロックンロールの名曲である。

Milk Canの作り出すロックンロールを堪能せよ!

最後に

これは、僕が誰にも教えずに一人で楽しんでいたいレベルのとっておきの名盤の一つです。

渋谷のツタヤですらレンタルで置いていないアルバムなので、今となってはかなりマイナーとなってしまったかもしれません。

※追記 最近このアルバムのデジタル版が配信開始されました!

PS4でパラッパラッパーのリマスター版が発売されたことから、ウンジャマ・ラミーのリマスター版も来るはずだとずっと待っているのですがいつ発売してくれますかね?

また、ウンジャマラミーのサウンドトラックにはゲームと同様の音源で曲が収録されているのでこのアルバムと聞き比べると面白いです。(さらに別トラックのギターが追加されていたりする。)

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