The Beatles「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」コンセプトアルバムの元祖

  • 当ブログには広告が含まれることがあります。
音楽

ビートルズの出した8枚目のオリジナルアルバム「Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band(サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド)」は、これまで発表された世界中のアルバムの中で、最も偉大なアルバムとして有名です。

「アビィ・ロード」からビートルズに入った僕は、ビートルズの情報を集めている時、このアルバムの偉大さをネットで見て「さすがビートルズ!」と舌を巻いておりました。

ということで、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドだけは記事にしてみたいですね。(ただの感想記事ですが

アルバムの全体像

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドという架空の楽団になりきったビートルズのライブ演奏という設定でアルバムが作られている一枚です。

もっとも、直接的なつながりはオープニングとエンディング周辺だけですが、このアルバムの製作時期に作られた「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」と「ペニー・レイン」がこのアルバムに収録されていないということがこのアルバムのコンセプトアルバムたる所以と言えるのではないでしょうか。

このアルバムは曲ごとのパワーは少なめですが、その分通して聴いた時により流れるように聴きやすいという特徴を持っているのだと思います。

そして、最後にアンコールとしてパワーのある「A Day In The Life」が入ることで、この一枚の傑作度をさらにあげているように思います。

曲の感想

  1. Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band 2:02
  2. With A Little Help From My Friends 2:44
  3. Lucy In The Sky With Diamonds 3:28
  4. Getting Better 2:48
  5. Fixing A Hole 2:36
  6. She’s Leaving Home 3:35
  7. Being For The Benefit Of Mr. Kite! 2:37
  8. Within You Without You 5:04
  9. When I’m Sixty-Four 2:37
  10. Lovely Rita 2:42
  11. Good Morning Good Morning 2:41
  12. Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band(Reprise) 1:19
  13. A Day In The Life 5:37

1曲目 Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band

イントロとして、コンサートホールの会場のざわめきのあとバンドによる演奏が始まり、ポールが歌い始め「Sergeant pepper’s lonely hearts club band」の歌詞の部分で観客は盛大に盛り上がる。

このアルバムの幕開けとして、楽団のライブが始まったという設定のコンセプト曲

リードギターが最高にかっこいい一曲。畳み掛けるように歌いこなし、観客の拍手が巻き起こるという部分も大好きです。

2曲目 With A Little Help From My Friends

一曲目が終わった時の観客の歓声から流れるように始まる二曲目。

キーボードのバッキングとそれに合わせたドラム演奏が特徴的な曲で、終始穏やかに流れていきますが、曲の最後に解き放たれる高音ボーカルが気持ちいい。

3曲目 Lucy In The Sky With Diamonds

「Lucy in the sky with diamonds」の連呼が印象的で、その部分の不気味な明るさとそれ以外の部分の不穏さが組み合わさって僕はどこか物悲しさを感じる曲です。

その両方の要となっているベースが素晴らしい。

4曲目 Getting Better

ギターとベース・ドラムによって作り出されているグルーブ感が楽しすぎる曲

この曲を聴いていると、気持ちはスキップで駆け出していきます

6曲目 She’s Leaving Home

美しいストリングスの重奏と、透き通るファルセットボーカルが光るスローな曲。

特に、イントロで重要な役割をになっているハープの音がこの曲をより良いものにしていますね。

8曲目 Within You Without You

この頃のジョージのインド風楽曲。

この曲は、浮いているようで浮いていない不思議な曲。後半のスタートという位置であることと、次曲が間髪入れず始まることから中盤の変化球として見事に機能しているように思います。

9曲目 When I’m Sixty-Four

アビィ・ロードの「Maxwell’s Silver Hammer」の歌詞を素晴らしいものにして、ノスタルジック風にした。みたいな曲に感じました。

穏やかでとても素晴らしい楽曲です。

12曲目 Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band(Reprise)

ライブの〆となる曲で、シンプルなロックンロールナンバーとなっています。

アレンジが違うので、一曲目と似て非なる曲です。
このアルバムで一番ロックンロールしている曲として、短いですがとても好きな曲です。

そして「A Day In The Life」へと繋がります。

13曲目 A Day In The Life

この曲は楽団のライブ終了後のアンコール曲という位置付けで、最後にとっておきの名曲です。

アルバムのこの位置に入ることで12曲目までの流れを壊すことなく、この曲自体の評価やアルバム作品としての評価も上がるという相乗効果をもたらしている、アルバム曲順の妙です。

最後に

バンド音楽アルバムの歴史を語る上で絶対に外すことのできない一枚が「Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band」です。

一つの教科書として、バンド音楽好きな人に一度は聴いてみてもらいたい名盤ですね。

ちなみにビートルズの中で僕が特に好きなアルバムは、「Rubber Soul」「Revolver」と、以前紹介した「Abbey Road」です。

サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドみんなの感想

コメント